通院日の風景。

2021/06/09

HIV・AIDS ゲイの生活。

t f B! P L

 皆さんこんばんは。


朝起きてカーテンを開ける。

ためらいがちに揺れる木々が心地良い。


雲の断片の向こう側には暑さが重くのしかかり、庭に咲くクチナシは儚い幸せを見せていた。


昨日は通院日でした。
久しぶりに電車に乗って病院へ。


改札口を抜けて、人の流れに乗ってコンコースを歩けば急に慌ただしさが漂ってくる。
エスカレーターを上がりホームに出ると、ちょうど電車がやってきたところだった。

いつもは車なんで、たまにはつり革に掴まるのもなんだか新鮮でいい。

20分ほどすると病院の最寄り駅へ到着。

そこからタクシーに乗って5分ほどの病院は、朝のせいかとても静かでした。

コロナ対策という事で、入り口にサーマルカメラがあってそこを通過するのですが、
ちょっとそこに行くだけだからと、出口から入ろうとしていた人が警備員と揉めていました(汗。


今回は、腹部エコー、採血、視野検査でした。
以前から腎臓の数値があまりよくなかったのですが少し改善傾向にありほっとしてます。

HIVの薬の他に数種類の薬を飲んでいて、そのせいもあるかもしれません。
あとは最近、手足の痺れが続いているので検査していくことになりました。


それから、コロナワクチンの件についていつ頃入るのか先生に訪ねてみたのですが、
すこし先かもしれないと言われたので、自治体が早そうなのでそこで受けることにしました。


複数の現病歴があるので、なるべく早く接種してくださいとのことでした(汗。

脳の病気も1度やってるし、心臓の問題あるんで心原性脳梗塞にならないか心配だったけど
ワクチンの有効性を考えたら、打たないリスクのほうが高いと思うのでやろうと思いました。


早く順番がくるといいなー。


帰りに薬局に寄って、また電車に乗って帰るころには雲行きも怪しくなって。

家についてしばらくすると昼間の暑さを攫うように通り雨が過ぎていった。


相方が受け取ってくれたようで、注文してたわんこ達のキャンパスパネルが届いていた。

厳かに流れていく可惜夜は、ほんの少しだけ褪せてしまった時間を優しく照らしてくれる。


わんこ達に会いたいなあ。

薄暗い部屋のなか、パネルを見ながら僕はそうつぶやいた。


それじゃまた。












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