あのね、感染が分かってから、何回も繰り返し見てた映画があるんだ。
この頃は毎日泣いて暮らしてたさ。
フィラデルフィア
製作年度 1993年 上映時間 125分
エイズを理由に不当解雇されたある男と、
その逆にエイズ恐怖症である弁護士が、差別と偏見といった、
そんな見えざる敵に闘いを挑んでいくヒューマンドラマ。
すげえ感動します。
人は多かれ少なかれ異質なものに対して、
その違いを見つけては排除する傾向にあるのかもしれないと思うんだ。
誰しも、本音と建前の間でゆら~ゆら~って揺れ動くことってある。
製作された当時とは、根本的治療法も病気に対する認知度もまったく違うけど、
映画で描いている核となる部分はいまでも変わらないんじゃないかななんて。
この映画って、社会の一員として誰もが区別されることなく社会に参加することができる、
ノーマライゼーションという精神を追求していて、共生への道は生きる希望にもなります。
涙ながらに何度もリピしてた映画でした。
なんかさ、病気のメカニズムと対処方法が確立されてきたとはいっても、
錯綜する情報を鵜呑みにし盲信することは、結果的にこの病気のアウトブレイクを招く気がします。
最近、感染列島って映画をDVDで見たんだ。
通常予測される症例数より爆発的に増えていって、日本中の人々が未知の病に罹患してく・・・
なんかすげー怖かった。もしかして、ありえる話なんじゃないかなって。そんなことを思ったよ。
パンデミックの恐ろしさ、そいった意味ではエイズと似てるかも。
後半は泣くまいと頭がボーッとしてたさ(笑。
『たとえ明日地球が滅びようとも、君は今日リンゴの木を植える』
病気の先輩たちに感謝、病院の先生に感謝、全ての人に感謝しています。
そんな当たり前のことを忘れないでいたい。
今日も楽しい1日だったね。明日はもっと楽しくなるよね。
ね?ハム太郎。