老親との接し方。

2021/06/16

ゲイの生活。 介護生活

t f B! P L

 皆さんこんばんは。



翠雨したたる若葉に触れれば、鮮明な蒼の世界が広がっていく。

戻らない時間に滴が零れ落ちたら、僕の中にいるわんこ達が音もなく駆け寄ってくる。


ほんと、雨が好きだったな、、、、

レインコートからちょこっと出たシッポの雨を飛ばす姿が愛おしかった。

こんな日は、なんだかわんこ達に会えるような気がして僕はなんだか落ち着かない。


......長雨に罅ぜた紫陽花が、君達からの返事のようでぼくは少し嬉しくなった。




関東もやっと梅雨入りですね。

晴れたり、降ったり、なんだか忙しい。



最近、相方の両親は「傾眠」が多いです。


デイサービスでも自宅でもとにかく眠たがる。

ご飯を食べてても寝てしまうので、1つの事をさせるのに2時間近くかかるのです。

さんざん寝たあとは「覚醒」するのですが、これがもうとんでもなく五月蠅いのだ(汗。


→テレビつけて!

僕 「目の前にリモコンがあるからつけるのお願いしてもいい?」


→なにか飲みたいんだけど!

僕「お茶なら目の前に出してあるから飲んでね、ジュースはその隣にあるでしょ?」


→玄関のカギ閉めた?

僕「閉めたから安心してね」


こんな風に1日中、仕事中だろうが、家事をしていようが、何度も同じことを聞きます。

それでも僕は質問に答え続けて、親が出来ることは自分でしてもらうように誘導していく。


両親はそれが気に入らないのか、はたまた自分が動くのがイヤなのか激怒します。

私達がやれと言ったらすぐにやるんだよ!このウジ虫!ってな感じで。


相方がいないとすぐ本性がでるよなー。


デイサービスでも機能訓練をよく拒否してしまうようで、これは大問題です。

普段の様子を見ていると、出がけに靴を履く動作すらする気がまったくないみたいで、

送迎車が到着するまでに、ヘルパーさんも時間に間に合うようつい靴を履かせてしまう。


そのあいだ、本人は腕組して足を差し出しているよう。


まったく、、、、


僕も相方も、身体機能が落ちることと認知症はイコールだと思っているので、

なんとか自己管理できる部分を伸ばしてあげて、生活動作や運動の幅を大きくしたい。


脳を活性化させて、見当識障害を起こりにくくさせていく。

五感というものは不思議なもので、鍛えることで場所や、時間などの感覚も良くなったり。


そう思っていろいろ試すのですが、頑固すぎるのでこれがなかなか骨が折れるのです。


自分で行動させるために、両親を置いて僕はあえてその場を離れることもあるのですが、

そんな時にかぎってものすごい早さで追いかけてきて、僕を強く罵ってきたりします(汗。



一度、食事を作っている最中に後ろから押されて包丁で怪我をしたことがあり、

その時もちゃんと聞けよ!って自分優先じゃないことに親は腹をたて怒鳴ってきました。


なので、目の前に怪我した手をもっていき、聞いてやるから話せと言うとだんまり。

※その日は念入りにキッチンを消毒したあと、食材を捨てて外食にしましたのであしからず。


血が嫌いなのは分かっていたのでわざと見せたのですが、包丁とか刃物を使うときは

終わるまで待ってほしいといつも言っているでしょう?と諭すとぶつぶつ不満そうで。


ん?なにか言いたいことがあるならはっきり言ってと話すとやっと「分かった」と。



老親の理解能力を図るのは簡単のようで難しい。

ただ、このままじゃいつか殺される気がします、、、、


自宅で介護するって本当に神経がすり減る。

時間があるようでない自分の人生を考えたら、こんな命の使い方でいいのかとも思う。


何度も、何度も自問自答する。

それでも答えはない。


最近は思考と体がバラバラな感じで、上手く考えもまとまらない。


親のおかしな言動に引っ張られると心が病んでくる。

自分を保つためにもリセットは必要だと思うけど、自分のためだけの時間がない。


朝まで介助で起きてるくらいだからしょうがないのだけど、

僕も相方も今は目的があって生きているから、上手な流し方を見つけていきたい。


そう思うのです。



それじゃまた。










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