皆さんこんばんは。
4月22日はEarth Day。
1970年、アメリカのネルソン上院議員が制定した「地球について考える日」
毎年この時期に、世界中で様々な環境イベントが行われているのですが、
バイデン大統領主催で世界40カ国が集まった気候変動サミットも開催されました。
いつも温室効果ガス削減目標にスポットが当たりがちですが、
本当に守ることができるの?という目標値や、各国の野心や主導権争いがあり、、、、
先ごろ話題になった、ラニーニャ現象による水温低下をどう見るか。
サステナビリティへの取り組みに対して、我が日本はどう舵を切っていくのか。
昨今、海洋酸性化が日本近海で進んでいる。
二酸化炭素が海に溶けることで起こる問題で、生態系への影響が懸念されていて。
大きな環境破壊をきっかけに、そのダメージを食い止めようとする活動は、
ある意味においては受け身であり、世論からのバッシング回避のためなところがあった。
でも現在は、これは社会の問題だと国や企業も未来的な視点で動き始めた。
低炭素社会を目指すための商品開発や、グリーンエネルギーの開発をしたり、
社会インフラやエネルギーが効率よく集約できるコンパクトシティを目指したり。
それから、二酸化炭素を地中に埋めるというCCSの研究もあって、
カーボンニュートラルな世界への実現までもう間近だという話もある。
持続可能な環境への貢献は、新たな社会のありかたになっていきそうですよね。
ただ貧しくなる一方の日本では、コストの圧縮にSDGsがどう連動していくのだろう。
環境・社会・ガバナンスを可視化した、合理的な投資が増えるのは良いことかもしれない。
そうそう、1992年6月。
ある12歳の少女が環境サミットでこんな演説をした。
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、
あなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。
実際のお話はもっと長いのだが、有名な部分だけ書いてみた。
これはカナダのセヴァン・カリス=スズキさんという人の言葉だ。
世界を5分間沈黙させた少女として有名になったが、多くの人の環境への意識を変えた。
自分で費用を作りカナダからリオまでやって来た彼女。
みずからも子供だったのに、未来の子供達のために「お願い」に来たと言い、
大人達が教えてくれた世の中での振る舞い方を引用して、具体性のある解決策を提示した。
争いをしないこと
話し合いで解決すること
他人を尊重すること
ちらかしたら自分でかたづけること
ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
分かち合うこと
欲張らないこと
富の分配や、世代間の公平という経済政策、生態系や遺伝子、種の多様性という
生物多様性条約も読み込んだうえで、子供なりの伝え方をしているのが見事です。
そして約30年後、41歳になった彼女は今も環境活動に身を捧げている。
「多様性」という言葉は一人歩きしがちだけど、人にも環境にも当てはまるはず。
人も、企業も、国も、自然も、環境に適応しながら命を繋いでいる。
誰もがいつかは死ぬけれど、彼女が12歳で話した未来の子供達のためには
これからもずっと効力のある「地球への約束」なのかもしれません。
僕のようなおっさんでも、個人レベルで何が出来るのかな?と思って考えたら
屋根にソーラーパネルを設置したり、古い家電を省エネ家電に買い換えたり、
アイドリングしないとか、そういう程度のことしかしてない、、、、、
でも、環境負荷に気をつける生活って、続けることで身につくものだと思うしね。
ほんとは、エアコンも車も使わないのが一番だけどそれは無理そう、、、(汗。
あ、数年前から相方がレジ袋を持ち帰らない僕の真似をするようになってくれた。
セコいかもだけど、コピー用紙は裏をメモとしてちゃんと使ったりとか。
ほんのちっちゃな事だけど、自分なりの出来ることをやっていきたいな、と思った。
価値観の押しつけにならないように、身近な事で環境について考える。
こんな日があってもいいよね。
それじゃまた。