旅立ち。

2021/04/02

ゲイの生活。

t f B! P L

 皆さんこんばんは。



春は人生の岐路に立つ人にとって、新たな環境へと旅立つ季節でもあります。

出会いと別れの時期、明日何が起きるのか期待を胸に歩き始めていく人達がいて。



昨日、ある会社のオンライン送別会に参加した。

もうかれこれ15年くらいの付き合いがある人が3月末で会社を辞めることになった。



何をやるにしても法律や規則に縛られる仕事で、外部の人間には審査も手厳しい。

契約しても莫大な違約金が発生することがあり、だから内部の人の後ろ盾は必要で、

会社から離れてフリーになった僕にも定期で仕事を出してくれるんで有り難かった。



世相的に自粛生活が当たり前になって、物理的に大勢で会う事が憚れるようになり、

それに伴い、とりまく環境も大きく移り変わっていったように感じていました。



先月21日、緊急事態宣言が解除されて以降、新規感染者の増加が続いていて、

まん延防止等重点措置が発令される前に、すでに大きなリバウンドの流れが出来つつある。



PCR検査数が減少しているのに、死亡リスクの高い変異株の追跡体制も確立してない。

そんななかの厚生労働省職員23名の21時以降の送別会、地方公務員の深夜の会食など、

国民へ自粛を要請する立場の人達の相次ぐ失態で、対策を講じても信用されない様相に。



僕も家族以外で食事をしたのは、水曜の1対1の打ち合わせが約一年ぶり。

相手もフリーで自宅で仕事をしてて、集合も解散も別々の車でという用心っぷり。



大勢での会食を禁止したり、飲食店への時短要請を出している役人側がルールを破る。

あくまで注意喚起を促す立場だけど、当事者のつもりがないと分かれば不信感もわく。



それでも家族を守るために、今まで通り感染予防を徹底するしかありません(汗。

少し話がそれてしまいましたが、ルールは守ろうということでオンライン送別会に。



やりづらいと思っていましたが上手くいきました。

よくある酒の席だから無礼講だとか、面倒くさい飲みにケーションなんてのもなく。



人間の環境に順応する力はすごい。

目の前にいないぶん、実際に会えないぶん、相手を気遣って会話をしたり

話の流れを決めるような上司の鶴の一声もないし、みんな相手が話すまで口を挟まない。



僕は体質的にお酒が飲めなくなってしまったので、ノンアルでもぜんぜんOKだし、

手品をする人や、贈り出す人に向けて手紙を読む方がいてちょっと感動しました。

僕は事前に贈り物をしておいたので、ありがとうと喜んでもらえました。



あとは、男性社員で女優ライトをがっつりしている人がいてみんなに茶々入れられてたり、

お互いの料理や飲んでいる飲み物を見せっこしたり、お子さんが乱入したり有意義でした。



実は退職する人は僕の陶芸仲間でもあります。

これからは陶芸作家として出発する予定なので、今後も付き合いがあったりして。



新しい世界へ航海に出ていく彼が僕には眩しく映る。

楽しいと思える事に目的を定めたら、その瞬間に全ては動き始めるんだろうなー。



彼はコロナだからこそ決断したと言っていた。



地図はない。夢路を辿れば言葉はいらない。

それは誰も歩むことのできない彼だけの道。

さくら色の霞が立ちこめたら、心の声を信じて風に乗っていけばいい。



僕よりぜんぜん年上の人だけど、前々から先生に作家にならないかと言われてたしね。

だから、新たな世界へ向かう彼が充実した毎日を過ごせますように心から祈っています。



僕もいつか自分だけの時間が出来たときには、

残された時間の中で自分はどうしたいのか心に問うてみたい。




相方はなんかいろいろ考えているみたいだけど。

やっぱりある年令を越えると、目の前の坂を上るために後ろを振り返る時期が来る。

その時に相方の支えになれる自分でありたいと、そう思うのです。



それじゃまた。














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