2人の食卓。

2021/02/05

ゲイの生活。 パートナー

t f B! P L

 皆さんこんばんは。



ここ2年くらいで相方が「今日のご飯はなにー?」と聞いてくるようになった。

昔は何を作ってもただ黙って食べるだけで、その沈黙が僕はすごく苦手でした。


食事を通じたコミュニケーションは、心地良い空間が生まれます。

食感や匂いに五感が刺激されて、穏やかな感情に相手を観察する余裕ができたりして。


今は必ず美味しいと言ってくれるし、次に食べたいものをリクエストしてくれる。

余裕があると見えてくるものはたくさんあるから、相方の言葉に僕は嬉しくなります。


うちは両親世帯と僕達で、まったく別の料理を作ります。


両親の場合は、塩分計などでチェックしながら和食中心にしているのですが、

アルブミンやタンパク質をしっかり摂取してもらうために、卵や肉などを使った料理を

必ず入れています。年をとるとエネルギー摂取量が落ちていくので、

低栄養にならないような献立を考えないといけません。これがなかなか面倒で、、、、


相方は洋食が好きなので、なるべく魚料理を中心に低糖質になるように心がけています。

で、僕自身は相変わらず内臓に負担をかけない療養食を食べているので3パターンの料理を

毎日作っている計算です、もう慣れましたが最初は作るだけで疲れ果てていました(笑。


まあでも相方がウマそうに食べてくれる顔を見るとやる気が出るってもんです。


年齢に応じて、暮らし方やライフスタイルはどんどん変化しますね。

世間はこういうものっていう既成概念は、自分の融通のなさを浮かび上がらせます。


色んな形の生き方があって、それが本当の多様性じゃないかなって。

みんな一緒って思考パターンは安心するけど、きっと不自然になってしまう。


人に期待しない、社会的に勝ち負けを作らない。

求めなければ自分も相手も苦しい思いはしないのかもしれません。


お互いを尊重しあえるパートナー関係はなにより健全だと思うし、

今の相方と僕は、互いの侵すことができない領域を考えていい距離を築けているはず。


最近、相方がマッサージをしてくれたり少なからずスキンシップを取ってくれる。

そんな気遣いが嬉しいから、また相方がウマそうに食べる顔が見たくなるのです。


「美味しい」


そんな一言が、食事は楽しいものだったんだって気づくきっかけになった。

だから僕も「どういたしまして」とほんわかした気持ちで相方に返している。


食事の時間は僕の明日に繋がっていく。


それじゃまた、おやすみなさい。






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