命の重さ。

2021/02/20

ある視点。 ゲイの生活。

t f B! P L

 皆さんこんばんは。




GACTさんが自らの愛犬をサプライズと称して、

知人の方に譲渡したことが話題になっていますね、、、、


長い間共に生きてきた家族の死。

ペットロスから心の病になったり、体に異変が起きたり。

もっと何かしてあげられたんじゃないか、そんな罪悪感に苛まれたり。


その人にとって、心の拠り所は亡くなったわんこだけ。

死別の悲しみに暮れてる人に、すでに誰かと家族になっているわんこを渡すことは

追い打ちをかけてしまうというか、混乱してその人のためにはならない気がします。


悲しい時は悲しんで、自らの意思で家族を迎える気持ちになればまた縁がある。

人の価値観はみんな違って当然なので、新しい子を押しつけられるとかえって苦しみます。



僕もいまだに心に穴が開いた感じで、虚無感から抜け出せません。

それでも手元供養にすることで、お経をあげたり、お話をしたりと自分を保っています。


生きている限り、楽しかった思い出は消えないし、

どんな時も分かち合った事や、傍から離れずに頭を擦り付けてくれた体温も僕は覚えてる。


お別れの仕方や受け入れ方は、人それぞれです。


少しだけ安心したのは、わんこが知人の方と相性が良さそうだったこと。

そして環境に早くも慣れそうで、きっと人間の思惑を感じ取る優しい子なんでしょう。

ペットロスの奥さんは、カメラを向られた時に少し戸惑ってるご様子でしたけど、、、


美談テイストで、わざわざ動画にする承認欲求には驚かされますが。

してることは、このCMに描かれていることと本質は同じだと思います。


母親

夫の転勤が急に決まった。赴任先の社宅はペットNG。

色々頑張ってみたけれど、どうにもならなくて、

この子を捨てる決断をした。

ごめんね。ごめんね。

どうか、どうか、親切な人に見つけてもらってね。


ナレーション

優しそうに聞こえても、これは、犯罪者のセリフです。

どんな理由があろうと、どんなに心を痛めようと、

動物を捨てること、虐待することは犯罪です。


ACジャパンは、この活動を支援しています。


最後まで面倒を見ないのはただのエゴです。

看取る覚悟もないのに、簡単に家族をサプライズ譲渡するのはちょっとね。


ここ数年、ショップ内で販売されていた犬猫が、12万頭以上亡くなっているといわれる。

保健所も含めた殺処分が社会問題になってて、生体販売を終了する企業も出始めたところ。


それでも安易にペットを捨ててしまう人が後を絶ちません。

生前のわんこが通ってた獣医さんの所に、こんな飼い主さんがいました。

その人は新規の患者さん、急いで来たから財布を忘れてしまったと。


獣医さんは飼い主の様子から払うつもりはないだろうと思ったが、

わんこが可哀想だから治療をしたと、その後で僕にそう仰っていました。

継続治療が必要になるかもしれないから、あの子がどうなるか心配だとも。


お金が本当になかったかもしれない。

それでも、家族に迎えた以上はどんなことをしても幸せにしてあげたい。


僕だったら、自分の犬を贈るなんて考えられないけどどうなんでしょう?

コロナという危機的状況の中で、孤独を癒やすためにペットを飼う人が急増しています。

その裏では躾も飼育もできなくて、こんなはずじゃなかったと捨てる人が多いそうです。


生き物だから人間の思い通りにはなりません。

うんちだっておしっこだってするし、お散歩だって毎日一時間以上はざらです。


昨今は、専門業者による闇処分も横行してるとか。

日本は命が生まれては間引かれる、モノとして捨てられるそんな国です。

だから、不幸な子が減るように自分が出来ることはしていきたい。



僕にとってわんこは人間の家族よりも家族でした。

わんこがいなかったらとっくに死んでいました。

彼らと一緒の時間を過ごせたことが、僕が人でいられた最大の理由です。


居なくなってしまった今はもう何もありません。

だけど相方をまた笑顔にしようって、そんな目標ができました。

いつか相方をあの両親から解放してあげたい。


それが今の僕の生きる理由です。



それじゃまた。










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