2021年 令和も三年目だとか

2021/01/06

おでかけ日和。

t f B! P L



 皆さん、明けましておめでとうございます。


僕は年末年始はドタバタでした。

大晦日の夕方から元旦にかけて緊急の仕事が入ってしまい客先へ。


リモートワークという柔軟な働き方が認められる世の中になったとはいえ、

時間という軸の中でその恩恵が得られる業種はまだそんなに多くはないでしょう。

構造的な変化を伴う新しい常態は、出社義務を無くせるかどうか?という議論と

同じ目的を持ってチームで協働作業をしなければならない働き方をどう転換していくのか、

そんな課題が生じてくるのでなかなか難しいところなんじゃないかなと思うのです。

それでも依頼されたら出向するしかないのが辛いところですね、、、、


愚痴を言っても仕方がないので、年末休みの相方へ両親の世話を任せて

少しでも人との接触を避けるためにノンストップで車を運転して山梨へ。

.....本当に車の運転は嫌いです(汗。


なんとか明け方に仕事が終わり、二時間ほど仮眠を取って初日の出を見ました。

天地の分かれる所に差し込む元日の張り詰めた大気は、清々しくて泣きそうになる。

富士の高嶺に煙る雪煙が朝日に透け、その光の縫い目を辿って流れ込んでくる風は、

なんだか疲れた心の中にすっと入ってきて、気づかぬ間に隻手の声に邂逅するのです。

おかしいことに、そこには富士山を見ながら瑞象のような喜びを感じてる自分がいたり。


何かを見て感動するのは久しぶり。

自分にもまだこんな気持ちが残っていたのかと驚きました。

両親相手にどう一日をやり過ごすか毎日それしか頭になくて

考えてみれば、楽しいも綺麗も泣きたいもなにも湧いてこなくなっていた気がします。


冬至も過ぎれば日足も伸びてきて、あと二ヶ月ほどもすれば春になり桜の季節です。

わんこ達がいなくなってから空ろな時間を埋めようと頑張ってはみたものの、

居なくなってしまった事実はその陰影を際立たせるばかりで、

自分自身、なかなか前向きになることができずにいました。


それでも線香をあげ、お経を唱え、そしていつかまた会えることを祈り続けるのです。

景色を綺麗だと思えた事で、久しぶりに彼らとの楽しいお散歩の光景を思い出せました。


新年早々の仕事はアレだったけど行ってよかったかな。

ヘルパーさん達はさすがにお休みなので帰ったら相方は疲れ切っていました。

いつものことですが、夜は親のトイレの介助で一晩中眠ることができません。

朝と昼はヘルパーさんに協力してもらいなんとか凌いでいたので丸一日はキツイです。


そんなこんなで、この三が日は僕自身ほぼ寝ませんでした(笑。はあ。

四日からやっとデイサービスも介護サービスも通常業務に戻ったので

そこでようやく僕らにも正月がやってきた感じです。

明日こそ御守りを拝受しにいかねばです。


新型コロナウイルスという厄災に晒されながらも、

介護に従事してくださる方々がいるということはとても有り難いことだと思います。

両親の生活を成り立たせてくれてることに感謝するとともに

こんな状況ではありますが、どうか心の健康を保っていただける事を祈っています。


....人から人へ媒介するパンデミックな感染症は、原因も治療法も十分でないがために

おのずと「恐怖」という感情が広がり、感染者を蔑視するという風潮が生まれます。


そしてそれは人々の潜在的な差別心を呼び起こし、対象者を区別するという

二重の差別が社会という枠組みの中で概念化していくのです。


感情というものは止められないことではあるけど、身近な人をコロナの発生源として

見てしまう限り、ウイルスによって出来た憎しみの連鎖は消えないように思うのです。


今問題となっている雇い止めも、企業の倒産も、生活の不便さも、

世の中の全ての人が何かしら身を切るような大変な思いをしている中で、

自分に何か出来ることはないかと、昨年は毎年している動物保護施設への寄付の他に

支援物資の寄付をしましたが少しでもお役に立てばいいなーと思います。


それと今年は支援を必要としている人へ食品が届くようフードバンク活動ができたらと

人様から見たら偽善かもしれませんがそれが新年の抱負だったりします。


僕や相方も福祉サービスがあるからなんとか両親の介護ができています。

そうでなければ、心身ともに疲弊しきってきっともうこの世にはいなかったと思います。


だからこそ、縁も命も巡り巡って誰かに支えられているのだと感じています。

与えられた機会に感謝するだけでなく、誰かに返していくことで廻っていく。

あまりにも理不尽な理由で生き方が変わってしまうこともあります。

例えそれが想定外だとしても、自分が関わる人にはできるだけ真摯でありたい。


このコロナ禍は、無自覚だった自分の在り方を考えるいい機会なのかもしれません。

さすがにもう若いとは言えない年令になってしまいました。

やり残しのないよう、悔いのないよう、死ぬにも無計画ではいられません。

そう思ってしまいます。


そういえば改正予防接種法が通過し、国民のワクチン接種が可能になりましたね。

報道でちらほら出始めているように、優先接種対象者の方針が厚生労働省によって

示されたようです。


その中に高齢者が入っていたことにほっと胸を撫で下ろしています。

実はかなり神経すり減らしながら各関係者の皆さんと連携してたので。

単純ですがワクチンが効くといいなって。


僕自身も基礎疾患が幾つか当てはまっているのでどうやら対象のようです。

免疫システムの中でどうワクチンが機能するのかは知見の乏しい部分もありますが、

なにはともあれ、感染拡大の打開策になることを切に願うばかりです。


久しぶりすぎて日記は何を書いていいか分かりません(汗。

今年は少しでも何か書けるといいなーと、そう思っています。


それでは、皆さんにとってよい一年になりますように。
















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