みなさん、こんばんはなのだ。
前の相方さんと知り合ってもうかれこれ20年近くになったや。
長い付き合いってさ、馴れ合ってしまうのは必然なのかもしれないよね。
だから、このままボクが居なくなるかも?と相手が思ったのがきっかけで、
いまさら互いに大人の付合いをやり直している。
もちろんそれは身体の付合い抜きな純粋に人と人としての付合いだけど、
ボクらにとっての大切な時間が今ここにあります。
新芽のまま枯れてそのまま大人になったような二人だけど、
紆余曲折を経てその幼さも少しだけ成長へと変える事が出来てるはず?
人に必要とされる間は居る、わんこにボクが必要なら居る。いま残ったのはただそれだけだ。
単純でシンプルな死生観なのかもしれないけど、
それはきっと無駄なモノを削ぎ落とした結果にほかならない。
人はいつかみんな死ぬなんておためごかしで安心したがってた
そんな時期もあったけれど、口にいくら出しても不安なんて無くならないのが現実なのだ。
失い過ぎて、失うモノが1個もない人間なんてメーター振りきっちゃってるから
きっと普通の人と比べたら極端なのかもしれないけど、これ以上はもう泣きたくないや。
そういえば泣くで思い出したんだけど、ボクの主治医っていつもあまりに淡々としてるから、
この人のプライベートはどうなんだろう?っていろいろと想像したことが何度かある。
往々にして医師というものは自己の表現というか、感情の表現が少な目だから勘違いしやすいけど、
当たり前にもちろんロボットじゃないから笑顔が見れた時は心底ほっとします。
あと、白衣カッコいいし。
患者は共に泣いてくれる医師をいい医師だと思いがちだが、実際のところはそうじゃない。
入院中に終末医療に近いのではという患者さんがボクの隣の病室にいたことがあるけど、
その人の担当の人が人目も憚ることなく泣きながら患者さんの話を同僚にしてるのを聞いてしまった事がある。
恥かしいけど、マジでおしっこチビったくらいキツかった(涙。
それがこの病気になってはじめての入院だったから、え?患者の前でそれを話すの?って
ボクの恐怖はその泣き声でものすげえ増幅されて、そっからの入院生活は地獄でしかなかった。
こちらに一瞥しながら話すのを止めなかったから、コイツはどうでもいいと思われたんだろうか?
しょっぱなからそれを見てしまったのと、入院中に手にした障碍者手帳の等級が高かったために
薬害のおじさんに怒鳴られたりなど、この病気の闇の部分は最初でほぼ経験したように思うんです。
今の自分自身の状況を考えたらドクターの等級への見立ては決して間違ってないんだなと思うけど、
それをすでに10年前に見越しているということは、予後は良いとは言えないことの
裏返しでもあるから内心はちと複雑でもあります。
患者の身体を考え、極度に緊張が強いられる世界で
ボクらをどうにかして普通の生活に戻そうと尽力してくれている人がいる。
だから、その時その時を大切にしながら感謝の気持ちを忘れないでいたら、
こんなボクにだっていつかそれなりのイイことがあるかもしれない。
できればそう思いたい。
いつかまだ大丈夫!って言う代わりに、もう大丈夫!って言える日がくるよね。きっと。
ハヤクニンゲンニナリタイ・・・。
おやすみなさいなのだ(´・ω・`)
※お願い
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