昨日と同じくめっきり寒いお天気ですね。
窓を開けると冷たい風が頬を通り抜けるので思わずぶるってしまいます。
そろそろ入院用の荷物を作ろうとアレコレ選んでたら、
気が付けばお前は女優かっ!ってな量になってた。
でも、前の相方さんがすげえ暖かそうなパジャマをプレゼントしてくれたんでとっても嬉しいのだ。
大事に着ます。ありがとさんなのだ。
今日は年末に届いたKindle Voyageをワクワクしながら開封してみました。
従来のKindleと比較しても格段に解像度が上なんで、
その辺は最新タブレットとなんら遜色ありません。
ためしに使ってみましたが、ページめくりボタンとざら紙のような質感が改善されて
ストレスフリーな感覚にびっくりです。
入院で退屈しないようにと買ったけど、治療の辛さは事前に聞いてるから
もしかして本を読む余裕はないかもしれないや(汗。
罹患している患者さんの全てが同じ副作用とは限らないけど、
それでもいろんなところで漏れ聞く副作用に今から戦々恐々です。
救いはそんなに長期に渡って続くものではなく周期があるようなので、
ガマン比べだなって思うのですがどうなるんやろ?
・・・例にたがわず前の相方さんは見舞いに行きたい、
毎日でも行きたいとか言うのですが、来たら絶交すると言ってあります。
だって倦怠感でぐったりしている自分や嘔吐する自分、
はては浮腫んだ顔を大切な人には意地でも見られたくないんだな。やっぱり。
ちゃんと頑張るから。メールも送るから。
どうかひとりでやらせてね・・・根拠のない男の意地です。
ボクの気持ちどうか汲んでやってくださいって、大真面目に頭下げたら
彼は泣きそうになってたけど分かってくれたかな?
ほんとは弱虫なのになんでここまで強がっちゃうのか自分でも理解不能ですが、
ほんとヘンなとこだけ野郎丸出しで笑えるのだ。
ぐひひ。(´・ω・`)
それより週末までに風邪治さないと!
また主治医の雷が落ちそうだから、いまこっそり回復呪文を唱えてるとこです。
今夜は海鮮鍋です。もらった蟹で豪勢に見えます。
少しでも栄養つけないとダメだから、食べられなくても開き直って作ってみたのだ。
ご飯時にはいつも傍に誰か居てたりして賑やかだったのですが
おひとりさまのご飯にもようやく慣れました。
寂しがりやなのに、これが当たり前なんだよ的に振舞ってる今の自分の適応力の高さを見れば
これから待ち受けているであろうツラい治療も乗り越えられる気がします。
人は生きている中で、その儚さや業を知る。
一瞬、一瞬はとても美しいものだと知り、約束で希望を繋いでいく。
雨上がりの虹で空の青さを思い出し、人の優しさに人は涙する。
窓から見える世界がボクのすべてだと思ってたんだけどほんとは違うんだな。
グラスに注いだ水が溢れるようにいろんな感情が渦巻いてはいるけど、
誰かに必要とされるならまだ生きられます。
無限の意識の総体はときに残酷でもしかするとそれは傷の舐めあいかもしれないけど、
きっとボクは人をまだ信じていたいのかもしれない。
だからもう1回頑張ってみるぞ。
それじゃ、おやすみなさいなのだ。