ななくさがゆ

2015/01/07

HIV・AIDS 日常のはなし。

t f B! P L
みなさん、こんばんはなのだ。


ふー。寒さが身に堪えるのだ。


今日は七草粥の日。
古くから五節句の1つ、人日の節句で無病息災を願うのだけどすでに病気だからピンときません。

せり、なずな、ごきょう、はこべ、ほとけのざ、すずな、すずしろ....

縁起のいいとされている野菜だけど、
大根やかぶ以外は揃えるのが面倒なので大抵はセットになったのを買います(汗。

でもめっちゃ美味いね。そこはかとなく胃に優しいからジーンと染み渡るや。

体調の良し悪しとは別に、30代も半ばを過ぎると優しい味に飢えるというか、
少しづつ濃いモノが喰えなくなってきません?

ステーキとか、ラーメンとか、フレンチとか、イタリアンとか、
たまには食べたいけど、若いころのようにはイケません。

男はだまって和食、これに限ります。なんだかんだオッサンになったのを痛感してるのだ。

そうそ、風邪をひいてることもあって、わんこたちのお散歩はおのずとお庭なのですが、
自宅警備がお仕事な彼らなので、今日も一生懸命テリトリーを守ろうと
隣近所のわんこ達と吠え競っているんで冷や汗が出ちゃいます。

色トリドリの声色を駆使して、暖かくもユーモア溢れるわんこ達の動きを見てると一日飽きません。
今日は陽の当たる場所を探して彼らとゴロゴロしながら、たまに上の子のすかしっ屁に悶絶させられてたや(笑。

・・・エイズデーという国策も、商業的エンターテインメントとして
コマーシャルのように流れては消えていく。

典型的な和洋折衷のスタイルながらある一定期間を過ぎると忘れていくのは、
これはある種の人間の性なのかもしれない。

偉大なるワンパターンから脱却しつねに定着する問題にするには・・・
もっと根深い問題を解決する必要があるだろうな。

だから、ボクは偽りの日常を纏って何食わぬ顔で生きている。
言う事により何かが壊れるのが怖くておかげでずっとひとりだ。

でも誰かを傷つけるよりはマシだからそんなに今の状況は悪くはない。

ブログを書くようになってコメントを貰えたり、読者としてフォロワーになってもらえたり、
小さな幸せをそこに感じることができるようになりました。

いろいろなモノが溢れる情報過多のこの時代に、
本当に大事なものを教わった気がしています。心から感謝です。

昨日、同じ病気の相方さんを持つ人がbloggerでブログをはじめました。

アメブロにいたはずなのにどうして?って、
なんとなく理由は察することが出来るんで彼の気持ちが本当に嬉しかったです。

ネットのお友達。案外、悪くないもんだね。
でも彼に相方さんがいなかったらそんなことされたら惚れてまうやろ?(笑。

なんでボクの周りはこんなに素敵な人ばかりなんだろうな。

ね、なんか上手く言えなくて申し訳ないけど、ありがとさんなのだ。
こんな人間、価値なんてないのにみんな勘違いしてるよ。うん。

人は自分よりも1ミリでも不幸な人を見つけて安心したがる傾向にある哀しい生き物だったりします。

ともすればdiversityという言葉だけが独り歩きしがちだけど、
原理主義の世界で本当の意味の虹色を目指そうとしている人たちがいるのは心強い。

いいものはいい、ダメなものはダメ、1つの要素に流されることなく大切なものを見極めるのは
難しいけれど、人との繋がりってどの時代も結局のところは変わらないように思います。

一年目 右も左もわからずがむしゃら。
二年目~三年目 ん、なんだか慣れてきたぞ?

四年目~五年目 健康面やパートナーの有無など顕著にその差があらわれてくる。
六年目~十年目 投薬の影響からか、体調面に関して往往にして困る事が増えてきた。


長ければ長くなるほど、明けることのない闘病生活に
どれだけ精神をまともに保てるのか?という疑問がわきます。

そして、言われれば言われるほど、考えれば考えるほど、
知れば知るほど、現実で色を失くしていく気がするのだ。

しかし、どんな形であってもいままで過ごしてきた世界の中で、
闘病がちゃんと生活に溶け込んでいると感じられたら、
それはきっと心がほっとする瞬間になるだろう。

モチベーションだって上がるし、無機質で違和感のある配色の薬だって
苦もなく手に取ることが出来たりして、人の心はそれこそ自分次第で
いくらでも変われるとボクは信じたいのだ。たぶん。


もうすぐまた入院する。
化学療法でもなんでも来い。きっとまた今度も乗り越えてみせるさ。

おやすみなさいなのだ。






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