クリスマスはぬくぬく過ごせましたか?
今日は前の相方さんと彼氏さんが来てくれた。
ちょうどよかったので作りすぎたビーフシチューを食べてもらった。
それと、彼らからクリスマスプレゼントをいただいた。
移住先へ送る荷物を梱包していた際にプレステを落して
壊しちゃったのを聞いてたからかPS4だった。
しかもメタルスライムエディションだったから、
価格を知ってたのでこれはさすがに貰えないと二人に言った。
そしたら前の相方さんが抱きついてきてお前なんか隠してない?って泣きながらボクに聞いた。
いきなり痩せるし、ご飯ちゃんと食べれてないし、
ずっと引き籠ってるし、荷物減らしてるし.....
最後は言葉になってなかった。
話すつもりもなかったし、いざという時の事も考えてはいてたが、
思い切って彼らを信じて話してみた。
治療は続くけど、ちゃんと見込みもあるんだから
どうか安心してねと話したら二人とも絶句していた。
その反応を見たら話したのはやっぱり失敗で、自分の中に留めておく事だったと後悔したや(汗。
前の相方さんが号泣しながら、自分のせいでお前がこんな目に合ってるって嘆くのでそれは止めてくれと言った。
たかが数回でも他の人に抱かれて感染したのは事実、正直10年もセックスレスで
苦しめられた挙句の結果なもんだから最初は少し恨んでしまったけど、
ボクは貴方たち二人が幸せだったらそれが一番嬉しいからといまの正直な気持ちを伝えた。
前の相方さんの取り乱し方とは対照的に、ボクの心の中は不思議と静かだった。
はじめて本音を言えた・・・これで少しは自分も変われたと胸を張れるのだろうか?
HIVの他にも重大な病気を抱えてしまっているけど死ぬのは別に怖くはない。
わんこ達や母親より先に死にたくないだけで、
その義務だけは這いつくばっても果たしてやると思ってる。
その目標さえ達成できたら、他に未練はないしあとはどうでもいい。
夜の闇は木の葉や草木を夜更け色に染めていき
そして朝日とともに新しい命が芽吹き息づきはじめる・・・。
みな他者から与えられることで生き、他者に継がれることで死んでいくのがさだめだ。
人の命はそうやってひとしく分け与えられているのかもしれない。
当時、前の相方さんは感染が発覚した時にボクを死の間際まで追い込んだ。
いまの彼の姿にすごく戸惑うけど、形は違ってもボクの事を想ってくれることが本当に嬉しいや。
だからかな、彼らの幸せを心から素直に願えると思うんだ。
運命に理由などない。
ボクはただ愛されたかっただけだ。
今夜は眠れそうにないから海外ドラマ三昧だもんね。