今日もボクのところはいいお天気です。
熱も下がって少し楽になったので、駅のほうまで前の相方さんが買い出しに付きあってくれて。
・・・なんせ冷蔵庫になにもない、一人暮らしはこういうときダメなんだな。
ネット宅配を頼もうと思ったけど、引き籠ってると気が滅入るので強引な気晴らしです。
帯状疱疹は水ぶくれにより痛みも強くなってるけど、カメラ片手にぶらぶらお散歩なのだ。
煙る紗幕のような秋の空気は、
木漏れ日の匂いとともに晴れることのない世界を浮かび上がらせてく。
空の継ぎ目にとぎれとぎれに吸い込まれていくココロの声、
前の相方がかけてくれた言葉は短いけれど穏やかな時間をボクに残してくれた。
ありふれた光景、ありふれた毎日。
人の声ってなんでこんなに暖かいんだろう・・・
言葉が見せてくれる情景は立ちすくんでいる人間を癒してくれたりするから不思議です。
言の葉は活きる、人に寄り添い、人を支える。
・・・・近くにね、アパートで暮らす独居老人がいるんだ。
高齢化社会を絵に描いたような彼女の姿は、決してガラスに映った向こう側の物語ではない。
老いてなお矍鑠とした彼女は、お花が好きで、井戸端会議が好きで、こんにちはが好きな
ご近所でも人気者な、笑顔がカワイくてとても素敵な女性なのだ。
家族のいないゲイの独居老人・・・
きっとボクの将来はそう相場は決まってるけど、だからこそ彼女はボクの理想だったりして。
誰かを冀求しては光が差さないところを探しもとめて死んだように生きていくのか、
人生を履きならすための靴を探しもとめて陽の光を目指し生きていくのか
生き方を変えるのは自分次第なんだって生きるヒントを教えてくれる。
すごい人だ。
夢や希望は、未来そのもの。
そんな幸せを手に入れることに夢焦がれる自分がここにいる。
大切な人たちと笑い合って今日もいい日だったと穏やかに眠れたらとても嬉しいや。
風が時間とともに流れて太陽は輝いている・・・みんなこの空のどこかで繋がってるのかな。
だから、ボクは今日もこの空を見上げている。
今日、抱えきれないほどの花を買った。
とってもキレイでいい匂いがしたから。
・・・まずは深呼吸しよう。
病気に寄り添って生きていくことは、心に寄り添って生きていくこと。
病気で闘うみなさんが、どうか毎日を穏やかに過ごせますように・・・心から祈ってます。