秋風そよぐ穏やかな朝。
カーテンを開けるととたんに床の上に大きな陽だまりができる。
そんなときは床で寝ころんでわんこたちとウダウダするのが大好きなのだ。
かたやヨダレだらけのぬいぐるみを抱えながらボクの額に器用にアゴをのせ、
かたやボクの股の間に器用にもぐりこんでお日さまを味方に惰眠をむさぼる、そんな彼らが愛おしい。
そのまま日なたぼっこしてたら、夢の中で疾走してるつもりなのか
四つの足を一生懸命漕ぎながらバウバウ言うから思わず吹き出しそうになったのだ。
・・・年のせいなのか、どちらも最近めっきり穏やかなになった気がして。
コドモのころはゴミを漁ったりとか、大事な書類をヨダレまみれにしたりとか、
ソファーを買ったその日に捨てるはめになったりだとか、
バカラのグラスを一気に何客も割られて泣いたりとか、
お客さんの靴の臭いを嗅いだとたんゲロったりとか、
思い返せばなぜだか、そんな可愛げのないエピソードばかりが浮かんでくる。
夜討ち朝駆け所構わずな激しい攻防戦を繰り広げながら
体力のありあまった彼らにボクは常にヘトヘトになってて(汗。
急かされるまま山だ、海だと、アグレッシブに出かけるきっかけにはなったけど、
あまりに気力が奪われるんで本気でシッターさん雇おうか迷ったくらい。
それも子犬らしくて微笑ましいちゃ微笑ましいんだけど、
これだから猟犬はホントに我が強すぎて困りものです(汗。
わんこは裏切らない。この子たちが傍にいてくれたら何もいらない。
いつまでもこうしてなんでもない時間を穏やかに過ごせたらいいのになって。
今日はドックランに行ったし、わんこケーキだって買ったし、
アウトレットでお買い物もしたし、日曜のイベントはソコソコ満足してくれたかな?
あとどれだけの時間があるのか分からないけど、
彼らとの時間は一分一秒もあますことなく大事にしていこうって思うや。
・・・犬の十戒通りには接してあげられていないかもしれない。
時間に追われるあまりに、時には面倒くさがったこともあるかもしれない。
キミらにとってはロクでもない飼い主だったかもしれないけど
それでも・・・
居てくれてありがと。