死生観を考える

2013/08/28

HIV・AIDS

t f B! P L
みなさんこんばんはなのだ。

本日の体温37度5分、体内パワーがエンプティなのだ。


HIVとAIDSの違いはなんだろ?空気感染はしますか?同じ食器を使っても大丈夫?
エイズパニックの時代からいままでこの種の問いかけは延々と繰り返されてきました。


これは感染の初期症状に違いない・・・・・
マスコミによって、死を象徴する病だという一方的なイメージを擦り込まれた負のスパイラルから
何ひとつとして変わらず、今日に至ってもHIV感染恐怖症に陥る人が後を絶ちません。


確かに根治させる治療法もなく重篤な病気なのは言わずもがななんですが、
裏を返せば『治療の選択ができる病気』だとも言え、治療によってできるだけ
普通の生活を送れることも可能になってきてます。


この症例に当てはまるからもしかしてそうなんじゃないだろうか?


感染を心配するような行為をすると人はそのあとの『たまたま』な
風邪の症状や慢性的な倦怠感やリンパ節の腫れをその性行為に絡めて考えてしまいます。

だから。普通の生活ではHIVには感染しないっていうポイントを押さえながら、
病気に対する正しい知識が得られれば、その不安が解消するきっかけになると思うのです。

でも少なからずそういった症状があるのも事実なわけで、どんなに回り道をしても
その終着点は必ず『検査を受ける』に繋がっていくのはある意味当然なのだ。


できるだけ早く検査したい人には。
HIV-1のみですが遺伝子を増幅する検査方法のNAT検査もあって、
従来のスクリーニング検査よりもその精度は高いと言われてたりします。


また自宅で誰にも知られずにできる検査キットについては、
法規制がないために、偽造品だったという例や血液採取器具(ランセット)の安全性も???ってな
感じなのでその判定ラインも自己責任レベルだったりするのでなんの保証もないのが現状です。


だからこそ、ありきたりですが検査を受けに行くのが確実だと思います。


みなさんがもっとHIVのことを知ってくれて、自分を、愛する人を『守る術』が得られれば
おこがましいことだと分かってはいますが、ボクもちょっとだけ救われた気になります。


健康は大事、いますげえ身にしみています・・・・


・・・・話はかわって。


生きたいと願い、ときに消えたいと願う・・・・
一見すると。相反するこの2つの動機は、人を惑わせるのにこれほどうってつけなモノはなくて。


ボクらは勝手に生きているようでホントはそうじゃない。
誰かに必要とされ、そして生かされているのではないかなんて。


病気になってからボク自身の死生観について、ときおり考えることが多くなりました。
ボクがHIVだと知ってるのは、今の相方さんと前の相方さん、そして仕事なかまの人だけ。


母親はボクがゲイであることすら知らなくて・・・・・
元医療関係者だから何か薄々は感づいているのだろうけど
病気のことはなにがなんでも最後まで秘密にするつもりなのだ。


だから家族に囲まれて・・・なんてあたたかなキーワードなんて到底出てはこないし
仕事なかまとも、今回の移住で疎遠になっていくだろうなって思うととてつもなく不安なのだ。


相方さんとボクじゃ、
こんなに病気やら手術やらの弱々しいカラダじゃ、どっちが先になんて・・・
たいした差じゃないと心のどこかでは思ってるけど先に逝って寂しい想いはさせたくはない。


昔と違って、心配ごとが多すぎて体がすぐには動かないや。


ともすれば近い将来さえ不安に満ちている気がして
遠い未来のことなんてもっと考えられないわけで・・・・


だからこそ『今』を相方さんと一緒に大切に生きたいとなおさら思うのだ。


正直なところ。ひとりぼっちのときは。
いつ人生が終わってしまってもいいなんて考えたこともありました。
でもまだだって想いと、もういいやって想いが波のように押し寄せてて、
ふとした瞬間にまだ生きていたいが勝ってしまうという矛盾に葛藤し悩んだ時期もあったりして。


でもボクは知ってしまった。愛されていることを。支えられていることを。
その力はなによりもデカくて、死ぬという普遍のテーマに立ち向かうための拠りどころを
ボクは幸運にも相方さんの中に見つけてしまったや。


世の中の大半の人は。
自分の意志とは関係なく突然それはやって来るわけで納得なんて到底できない。


ボクにとっては生と死は厳粛なものじゃなくて、
常に寄り添っているリアルな問題なのかもしれない。

だから。いまから近いか遠いか分からない最後を考えるのも悪くない気がしているのだ。


おやす眠。




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