今度は愛妻家

2010/01/17

映画。

t f B! P L
みなさん。こんばんは。

今度は愛妻家。
風邪っぴき軍団参上ってことで。相方さんとふたりで観てきました。

劇団サードステージが上演した中谷まゆみ原作の舞台を
行定勲監督、伊藤ちひろ脚本で待望の映画化。

夫婦には『さよなら』の前に、やらなければならないことがある。

主演は。妻役、母親役がここんとこ鉄板になりつつある薬師丸ひろ子さん。
それから幅広い役をこなし、渋いいい役者さんに成長した豊川悦司さん。

このふたりが織りなす人間模様。心温まる夫婦の心の物語なのだ。

そうそ、おかまバーのマスター。石橋蓮司さんがめっちゃハマり役です。
デフォルメされたおかまの怪演っぷりに場内は爆笑の嵐でしたぜ。

これが夫婦に繋がっていくのか、予測できない展開に驚いちゃいます。

売れっ子カメラマンもいまは昔な仕事にあぶれてしまった旦那さん。
ぐーたらな生活に身を堕とし。仕事なんてどこ吹く風のケセラセラな毎日。

干渉する奥さんを疎ましがってる、女ったらしのダメ男なのだ。

奥さんは健康おたくで一緒に長生きすることをユメ見ていて。
だらしない旦那さんにぷぷぷーんとしながらも、そんな旦那さんを支える献身妻です。

少しドジで。それでいて年齢を感じさせないエイジレスな素敵な奥さんなのだ。

一年まえの沖縄旅行から。二人の関係に微妙なすれ違いが生じていって・・・
ときにシリアスに。ときにコメディータッチにストーリーが進行していきます。

希薄な夫婦関係がまるで。前の相方との関係そのもので汗たらたらもんでした。
加えて。さくらが旦那さんを『しゅんちゃん』って呼ぶのまでリンクしてて泣けます。

自分のバックグラウンドが映画とリアルに交差してて胸が苦しかったのだ。
気がついたら。スクリーンが見えなくなっちゃうほどボクは号泣してしまっていたや。

そして。いまの相方さんとの出逢いが、ボクにとっていかに幸せなモノなのか

あらためて再確認させてくれて。心のなかがジーンと言い尽くせないモンで
いっぱいになって・・・ボクは隣にいる相方さんの顔をコソっと眺めたんだ。

うん、やっぱ素敵だ。

映画はふたりの最後の愛の確認をすることで
あるときには成しえなかった理想の夫婦関係を見せていきます。

序盤のトーキーな映像と字幕。伏線になってるのでぜひ注目してほしいかも。
ストーリーが進行するにつれてこの冒頭の場面が大事な意味をもってきます。

そこにいつかなんてモノはない。当たり前なんてモノもない。

態度で全身で愛を示してほしい、誰しもそー願ってるんじゃないのかな。

時間は移ろいやすく儚いモノで。
だから。色褪せてしまわぬように大好きなひとに伝えるということは素敵なのだ。

大事にしていきたい。一瞬、一瞬の大切なひとへの想い。
相方さんへの感謝の気持ちをいつの時も忘れずに傍で笑っていたいや。

捜しものは何ですか?見つけにくいモノですか?
カバンのなかもつくえのなかも探したけれど見つからないのに・・・・。

倦怠期のカップルや。これからつきあいを始めるカップルに観て欲しい映画です。

特に30代~40代のひとはかなりの確率で共感するんじゃないかなー。
前のひとと比べられたら。他の男にデレデレなんてしたらボクだって拗ねちゃいます。

昨年まで。ふたりとも十数年連れ添った相方がいてました。
前のひとの記憶を引きずったまま、進めなかったふたりがいまはこーしている。

これから。おたがいに支えあって前に進んでいきたいです。
ボクは相方さんがのその優しさに。その全てに。心から感謝しています。

何モノにもかえがたい。大切な宝物を手にしたきぶんなのだ。
これから俺の一生をかけて。大切にしていきたいです。

うー。ふたりとも。熱まで出てきてぶる×ぶる震えております。

こりゃ、本格的に風邪だな。

おやすみなさい。


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