院内ツアー

2009/11/06

HIV・AIDS

t f B! P L
みなさん、こんばんはなのだ。



いつものことながら、院内ツアーしてきましたぜ。


最初は眼科で視野検査。
次に散瞳して診察って流れなんだけど
この目薬が入れたら最後、ちょー眩しくて(笑。

網膜や視神経を観察するには、瞳孔を経由する以外に方法がないから、
必要不可欠な目薬なんだけど、すげえ大変な目にあっちゃたさ。

マイフレさんにメールもらったんだけど
おかげで手元がぜんぜん見えねえでやんの。

いつも一人で寂しい思いしてるから、まじありがとさんっ。

結果は、前回からの現状維持ということで特に変化なし。
視神経って、そんな簡単には元には戻らんのね。

で、つぎに主治医の診察と、採血。

採血はまじ、苦手なんだよねー。
ボクってば、血管が細いらしく、いつも失敗されまくりでツラい。

が、今日は一発で終わるという、感動的なミラクルが起こったさ。

それから皮膚科。
いまは経過観察期なんだけど、あるポイントを過ぎてからなかなか症状の進展がない。

ま、最初がむごかったから気長にいこーぜ!って感じ。

そーいえば発覚直後、この病院でいろんな人に囲まれて怯えまくっていたっけ(笑。
コーディネーターさんってさ、ハッテン場の話とかなんでも知ってるんだぜ。

初日、カウンセリングでセックスの話を聞かれて憤死しそーだったの覚えてる。

思うんだけど、セクシャリティの壁って
適切な治療を妨げている部分もあるのかもしれないですよね?

でも、いくらなんでもさ、ゲイの人ってこうなんでしょ?と一括りしないでほしいな。
まあボクの場合、あまりに内情を知らなさ過ぎて、なんで感染したのか唖然とされたけど。

だって、ハッテン場なんて十数年前に一度だけ連れられて行っただけだもんな(汗。

・・・あのね
ほんとは、日常の全ての行為になんらかの差別的な感情があるんだと思うんだ。
病気に対する恐怖もそんな風に言えるんじゃないかなって。

誰もが自然にもつ感情の中に、漠然と差別は潜んでいる。

だけど、普段それらは社交辞令的な見せかけの取り繕いによって覆い隠され、
ボクらはそんな中の社会に適合しているに過ぎないのではないかな?

自分は正しいんだといった、裏づけのない自信をぶくぶく肥大させて、
本質的なことにまったく気がつかなかった病気になる前の自分自身が恥ずかしい。

マイノリティだからこそ、他の人に自分と同じ苦しみを与えるのではなく、
人の苦しみや痛みの分かる人間になりたいってボクはそう思うんだ。

恐怖が示すものは、決して悲しみや苦しみだけではなくて明日へのヒントだったりする。
だから、自分の心の中をいつもモニタリングすることを忘れずにいよーって感じたんだ。

『人とはこうあらねばならない』という、
外界の出来事にうながされてはじめてものを思うんじゃなくって、
自分という人間を、他の人という人間を、ボクは決して否定せずにいたい。

常に良いことを考える習慣は、きっと自分の現実をいい方向へ形成すると信じてる。

毎日、ほんの少しの『よかった探し』を意識的にすること。
そんな感じで、自分の中に楽しむ感覚を身につけたい。長い間忘れてたや。

未来は今日実在する。

瞬間は人生と同じ、人生を彩るピースは自分次第で、いくらでも創れるんじゃないかな。
二度とは戻らない過去、こんなにも苦しい時間が待っていたなんて想像だにしなかった。

あの日に戻りたい、そんなことを考えたこともあった。

人の視線がすげえ怖かった。

寂しいくせに、だけどヘタレだから外にすら出ることができなくて。
サポート団体にアプローチすることすらできずに、一人で悶々としてた日々・・・・・。

寂しくてブログを書いたこともあった。

だけど、繋がってくれた同じ感染者の人が某巨大掲示板で有名な人で大変な目にあった。
繋がってたことで、ネガティブの人から死ねメッセが大量に届いたことも一度や二度じゃない。

だんだん気がおかしくなって、気がつけば部屋中が睡眠薬や酒瓶で埋め尽くされて
生きてるのか死んでるのか、それも分かんないくらいに狂ってしまっていたや。

そんな闇の中、いつしかボクは、拭えないパラダイムの罠に嵌ってた気がして。

それから、落ちついた頃に知ったのが、このSNSだったんだ。

感染者だということを前面に押し出して、なにかに参加すんのは二度としないはずが、
それでも入会したのは、きっと共通のプロトコルで繋がった人たちに対して、
心のどこかで救いを求めていたからなんだと、いまになってそんな風に思います。

ネガの人がポジのふりして潜入してるって耳にしたことがあったからほんとは怖い。
だけど、そんな些末なこと、どーでもいいや!って思わせる出会いがここであった。

そんな出会い、きっと、一生に一度、あるかないかだと思うから。

人生は短い。あらゆる面で漫然と何かに怯える生き方は変えていきたい。
この世の中に蓄積された膨大な情報には、ボクの抱えるものを解決する糸口がある。


大丈夫だから、きっと大丈夫だから。
いま、ボクの中にそんな気持ちが渦巻いている。


だから、泣きたい時や苦しい時は、あなたを、みんなを、心に描きます。

おやすみなさい。






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