桜の風にのって

2015/03/14

HIV・AIDS

t f B! P L
みなさん。こんにちはなのだ。


先月に見舞ったばかりなのにあの人が逝ってしまった。

闘病仲間として心の拠り所にしていた。

ボクにとっては仕事の師匠でもある。

空にやがて溶ける夕焼けを眺めながら永久に逝ってしまったあの人を追いたい気持ちを堪えてる。

希望の見いだし方も人への縋り方も忘れてしまった。
誰かと目指す幸せや、良かったころの記憶もなぜか途切れ途切れにしか思い出せない。

時が流れる速さにため息が重なってく・・・。

誰かの声が聞きたい。
本当は気が付いてほしい。

だけど、そんな憧れの世界は遥か遠いところにある。
辛くて苦しい思いは、時に救われたいと願う自分の醜さを映し出します。

ボクがいた日々を巡る記憶は愛おしいものであってほしい。
強くいたいけど、最近は死ぬ夢ばかり見てしまう。

毎晩、鏡に向かって自問自答ばかりしている。
そこには消えたがっている弱々しいヤツがいた。

あの日に戻りたい。

人を好きになることの本質をおざなりにしたから今がある。
だからもう誰ともつきあうことはない。

これで最後かもと思うと、元相方に電話の1本くらいは・・・そう思う。

忘れないでと、愛してたことだけは信じてと、移住先で幸せですかと、
一言お礼が言いたいけど妙なプライドが邪魔してできない。
捨てた男のことなどとうに忘れて幸せにやってるだろうと信じて、
彼の顔を思い浮かべながら心の中でお礼を言うことにした。

生きるも死ぬも自分で決めることだ。
だけどまだ周りが死なせてくれそうにない。

いろんなものが零れていく、幻のように消えていく。

自分の気持ちに嘘をついて、ひとりで静かに泣くことに疲れてしまった。
毎日ニコニコしながら周りに大丈夫だと振舞うのももう限界だったりするんだ。

こんな気持ち、誰にも言えないからブログに書いている。
読んでいる人にとってはきっとウザいだろうと思うけどいいや。

もう一週間、まともに誰とも口をきいていない。
心配させてるのが痛いほど分かるから、どうにかしてこの気持ちを立て直したい。

いま3コース目。あと1回死ぬ気で乗り越えよう。

わんこを残してはまだ死ねない。
結局、最後はそこに行きついてしまうんだ。

ね?死から解き放たれて向こうであなたは楽しくやってますか?
ボクもそこへ行っちゃダメだろうか?

ごめんね、今日だけは弱音を吐かせてほしい。

もう一度、あなたと話がしたかったよ。
あなたはボクにとってはお父さんみたいな人でした。


今までありがとう。



※お願い

当サイトのテキストの無断転載、
無断使用を固く禁じます。


※お問い合わせ
こちらのURLよりお願いします。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

Translate

人気の投稿

QooQ