HIVの診療基準

2014/11/09

HIV・AIDS

t f B! P L
みなさんこんにちは。


寒がりのボクとわんこは朝から冬眠モード。
ガマンできずにさっそく暖房を入れてしまいました。

世はクリスマス一色で、ぼっちイルミネーションのせいかますます寒気が。

今日はこれから陶芸教室に行ってきます。
あんまり器用ではない方だけど、お稽古バック持って出かけるのが嬉しい。

やっぱり根はおしとやか成分ダダ漏れおかまだ。

別にいいもんね。えっへん!


HIV感染者、風邪での受診拒まれる 高知市内の病院
2014年11月8日07時50分

高知大学医学部付属病院(南国市)によると、高知市の病院で5月、風邪をひいて
内科を受診しようとした感染者が「エイズなら高知大の付属病院で治療を」と窓口で言われ、
受診をあきらめた。昨秋は、別のHIV感染者が、かかりつけの歯科診療所で
感染を告げたところ、歯科医師は「外に知られる可能性があるので」と以後の治療を断った
という。歯科診療所の風評を意識した発言とみている。



過去に少し似たこと書いてます。

http://hutaigarashi.blogspot.jp/2013/07/hiv_31.html

http://hutaigarashi.blogspot.jp/2010/05/blog-post_14.html


・・・この病気は拠点病院以外での医療を受ける場合はなにかしらの制約があったりします。

歯科はその最たるもので、診療協力医のネットワークの中から患者が歯科医を選択し、
拠点病院との連携のもと治療を行うというのが、お約束事というか一応の建前です。

今回のように医療忌避が起こってしまう背景には、
やはり根拠に基づいた医療ができないという側面があるのではないでしょうか?

リスクの高い患者の診療にはそれ相応の知識と設備が必要であり、
だからこそ抜歯などで血液に触れる可能性がある医療は、
その一面だけでは推し量れない難しい問題がその影には隠されてたりします。


ボクら患者はそこがなんとも歯がゆかったりするんです(汗。


それと一番の問題は、都会の医療と田舎の医療の格差が大きい
ということも一例として挙げられるんじゃないかな?

いくら協力医がいるといっても、普通の人のように選択肢がたくさんあるわけではないし
そこでどうしても健常者との格差を思い知らされたりするわけです。

公平に見るならば、開業医が風評を気にしてリスクを避けることは
いたしかたないことで、そこは責められるべきじゃないと思うんだ。

チーム医療が徹底されていけばいまより良い医療が受けられる気がするから、
協力できる医師をどんどん増やしてほしいというのがボクの願いです。

報道にあった歯科医は別として、高知市内の病院の内科とはどこだろ?
同じく個人病院だろうけど、風邪くらいじゃ予測不可能な医療過誤なんて
まずは起こらないはずなので、同じ患者としてはさすがに悲しくなります(涙。

ぶっちゃけて言えばこの患者を診れば不利益を被ると判断されたわけで、
決して感情論には陥らずにもっと詳しく中身を聞いてみたいところです。

ただ昨今の病院は過失に対してかなりナーバスにもなってるし、
この病気に関わらず面倒な患者は門前払いが多いってことはあるのかも?

臨床現場において平均的医師の間でこの病気がいったいどう周知されているのか?
というのが、患者であるボクの素朴な疑問だったりして(汗。

エイズパニックからこれだけの時間が経過してなお、
まだまだクリアしていかなきゃいけないことがいっぱいある、そんな気がします。

ただ、別に差別してるわけではないのかな?とは思いました。

それから拠点病院の話をすると、
都心の大きな病院であればあるほど患者が集中する傾向にあります。

待ち時間だけが長いルーティンなベルトコンベア作業を見てると、
患者によってはそこんとこに多少の疑問がわいてしまうのも事実なわけで。

治療方針はカンファレンスであらかじめ決めているからこその効率化だけど、
患者の心に寄り添った医療であるかと言えば必ずしもそうではない。

だから今の医療体制において、患者がその時その時のベストな選択ができるような、
もうちょっといい方法があればいいなって思ってたりします(汗。

あれだけの患者の数を捌くのは対応するだけで精いっぱいな状況やと思うし、
頭があがらくてすごい申し訳ないけれど縦割り医療の改善だけはできればお願いしたいなあ。

・・・医療従事者の人がよく口にする『この病気は慢性病の位置付けです』なんて魔法の言葉は、
患者が病気を受け入れるための1つのステップでしかないとボクは考えてます。

感染初期は自暴自棄になりやすく、感染者の問題行動を抑制するために有効に作用する反面、
本当に症状はさまざまで、まだまだ未知の領域だといっても過言ではないのだから。

ボク自身は初期の段階でこの病気の終末医療を身近で知ってしまったし、
同年代の薬害の子が女性とお付合いすることも知らずに生きて来てしまったことに、
自分の身の置き場が無くなるほどの強い衝撃を受けたんだ。

そのこともあって、自分の考えが180度変わってしまったや。

あの子元気でいるかな?名前も電話番号も交換してしばらくいろいろ話したはずなのに・・・
いつの間にか連絡先が分からなくなってしまったことを激しく後悔してます。
でもあの子にはご両親もいて、後ろ盾になってくれる協力者もいたから少し安心してるんだ。

・・・ボクにはそんな人は誰もいない。

一般のかたが代表的な感染者を思い浮かべるとき、
多くの人は維新の党の川田龍平さんのことをまず考えるのではないだろうか?

初期の薬を使ってた人は肌がぼろぼろだし、服薬しても発症するケースもあるし、
劇薬を飲んでるぶん肝硬変などになるケースや、それから癌の心配だって十分にあるしで、
1人のケースは当てはまらないのがこの病気のやっかいなところ。

数字だけでは分からない病気ではあるけど、だからこそ毎日を大切に、
周りの人を大切に、自分を大切に、感謝して生きていかなきゃなって思います。


みなさんのおかげでボクは生きてます。ありがとさん。
今日もみなさんにとって素敵な日でありますようになのだ。




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