throat candy.

2014/10/08

HIV・AIDS

t f B! P L
.みなさんこんばんは。


6日の夜からなんだかダルくて朝起きたら熱が出てて一日寝てたや(汗。

夕方になるとだいぶラクになったけど、
少しだけ違和感があるのですぐに解消したくてストレッチに励んだり。

筋肉や関節組織が伸縮性を失い硬くなってその状態が刷り込まれるのは
経験を積んだ脳への働きかけの今までの努力がぜんぶ水の泡になるのだから。

もっと普通に走ったり、スポーツで汗を流せる自分でいたい。


闘病の心の動きは大きなうねりとなって、いっそ死ねればなんて死への渇望から先延ばし、
そして受容へと刻々と変わっていく様子をオムニバスに伝えてくれる。


軽い状態なおかげでさらなる改善が見込まれるのだから前に進むしかない。


わが身の上の幸、不幸を思い知らせる名ばかりの情報よりも希望とはなんと眩いものなんだろ。
記憶の恣意に浮かんでは消える 忘れたい過去にもはや意味などはない。

病気を抱える自分をなかなか認められない。


そんなときはどうしても自分に自信が持てなくて、
辛いときまで集団の中で生き抜く自分を演じてた。


弱い人間に見られたくないから?
ゲイだとバレたくないから?


結果、別のステージに到達した得体の知れない魔法使いのできあがりなのだ。


もう何年も経つのにHIVになってからずっと同じ夢にうなされている。
それはボクがHIVだとバレたことで母親が暮らしている地で周囲の人から村八分に合う夢。
その夢の中ではすごく悲惨な結末が待ってて申し訳なさと無力に泣きながら飛び起きる。


・・・おかげでいまだに慣れない。


だから心の中を見透かされないように絵空事で現実を模倣するいまのボクがいる。



人間はそんなに強くない。
人からもらうほんのささやかな灯火に一瞬のプライスレスな夢を見てはそして苦しくなる。
マッチ売りの少女のように手をかざしながら吹雪に心が凍てついてくのはすごく寂しいや。


いざ泣こうとすると、泣けない。
病気は自分自身の扉をノックしにきた訪問者と向き合うことを余儀なくされてしまう。



そもそも病気の正体とはいったい何なんだろう? 
どこがが痛くてツラいこと?それとも見た目に現れる症状?

実はそのどれもが本質ではなくて、心の奥底へ抱えているもっと恐ろしいものだとボクは思うんだ。


それはありとあらゆるところに潜んでる。
人は誰しも誰かに認めてもらいたくて自分を周りの顔色を伺いながら旗色のいい方へ流されていく。


区別や排除・・・・

だからそんな病気になったんだとあざ笑う多数派は正義であり、
病人本人の心のうつろいは消えゆく泡のように黙殺されていく。

人の心に巣食う怪物。
それがなによりも病気の回復や病気への理解を妨げるんだと知ったとき
呑み込まれた渦から這い上がりたいと思った。

今のカラダはもうちょっと前のカラダではない。
でも忘れないでいたい、人間はその最後まであがき続けるガッツな生き物だということを。


世界は常に流れ続けていく。


だから恐れず変わる勇気を持ちたい。




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