最後のケーキ

2009/12/03

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t f B! P L
みなさん、こんばんはなのだ。


ある日の相方さんとの会話。


ほーぷくん
あ、日曜日に会ってもらえないかな?

相方さん
人と会う約束があって、家にはたぶん戻らないから。

ほーぷくん
そーなんだ・・・じゃ、今日はどうかな?

相方さん
今日なら、特になにもないから空いてるけど・・・。なに?

ほーぷくん
了解っ、それじゃあとで行くからよろしくねっ。

相方さん
分かった・・・ガチャッ・・・.ツーツーツー.・・・。


用件だけの素っ気ない電話のやりとりは、
時計の針は決して戻らないって事を否が応でもボクに実感させちゃうのだ。

ま、いっか・・・。

五日は相方の誕生日、あー、俺の知らない誰かと祝うのだなーって察したや。
嘆いてもしかたないってことは、自分の中ではとっくに咀嚼してるつもりだからいいんだ。

だから、前から心に決めてたことを実行したよー。

毎年、相方の誕生日ケーキは仕事の都合で作ったり、作らなかったりしていた。
今回だけは絶対に作らなきゃ、もー、これが最後になるのかもしれないから。

いままでの感謝の気持ちを込めて、得意じゃないけど頑張って作っちゃいましたぜ。
フルーツとリキュールがたっぷりの、しぶーい大人の味のバースデーケーキ。

ボクは、あんま好きじゃない味だけどね(笑。

『これ美味いな、ありがとうな』

たった一言だけど、作って食べさせてもお礼なんて聞いたこともなかったから泣きそうだ。
もっと前に、相方からその言葉を聞いていたら、二人の関係はなにか変っていたんだろうか?

料理をするよーになったのは、相方と一緒になってから。
最初はなーんも出来なかったし、不器用だから苦労したよほんと(笑。

ま、相方は目玉焼きしかまともに作れないけどね。

はー、一日中ドキドキしながら焦ってたから、作れてよかったなー。
ほっとしたら、いろんな想い出が一気に走馬燈のよーに来やがって前が見えないや。

なんだろな、笑っちゃうぜ、なー、おい!!!

もし、俺のことを好きだと言ってくれる、物好きな人がこの先現れたとしたら
一緒に仲良くキッチンに立って、ごはん作ったりもしたいなっ。

自然の恵みを美味いと感じてくれる、そんなステキな感覚の人がいたら嬉しい。

ボク、なぜか付き合う男に『一生大事にするから』って必ず言われるんだよね。
一度も約束が守られたためしがないのは、いったいどしてなんだろう(笑

男はオオカミなのだ。こんにゃろ。

うー。わろとけ、わろとけ(笑。



おやすみなのだ。





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