めぐりあう時間たち

2009/11/08

映画。

t f B! P L
みなさん、こんばんはなのだ。



マイフレさんに映画を紹介してもらったんで、
またまた今夜は映画を観てみました。

紹介してくれてありがとさん。


めぐりあう時間たち


ダロウェイ夫人という小説の一節、
『私が花を買ってくるわ』からストーリーが展開していきます。

このモチーフが時代を超えて、クロスオーバーしてくのは鳥肌もんなのだ。
でも、秀逸な作品ながら、難解すぎて一度見ただけじゃ全てを知ることは無理です(笑。

静かなる狂気。
その狭間で揺れ動く、違う時代に生きた三人の女性たちの一日がリンクしていく。

たった一日のお話なのに、主人公たちの濃い人生が凝縮された、
そんな錯覚に陥ることに、はっきり言って驚いちゃうんだから。

いまの自分って、なりたかったほんまの自分なのかな?
思わず、そんな問いかけをしたくなる映画です。

『生と死』という被写体が、非情なまでにスクリーンで表現されてるんだけど、
自己の再生を渇望しながらも、悲しみの清算の仕方が不器用なため悲惨な結末へ向かう。

だから、誰も幸せになんてならない。

その反面、寸分のスキもない美しいディテールに思わず引き込まれてしまうや。
いったい幸せの本質って何だろー?って、まじで考えさせられたんだ。

あと、二コール・キッドマン、メリル・ストリープ、ジュリアン・ムーアの
繊細で上質な演技がストーリーに陰影をつけリアリティある情景に昇華させていて。

いっそ、とことん狂っちゃえば、そのほうが楽なのに。
ボクもそんなこと考えたことあったんで、見ているのが辛かった。

ストーリーの中に、エイズの話も出てきてまじ、驚いたよー。
これ以上はネタばらしになるんで、見てみてちょんまげ。

男目線じゃ理解できんよって言った、マイフレさんのお言葉通りでした。
これ、かろうじてゲイならその本質を理解できると思います。

が、しかーし、見た後は一人でいるのが寂しくてたまんなくなる映画なので、
絶対に二人以上で見ましょうということを言いたいけど、どっと疲れる内容だったや。

原作が読みたくなったんで探してみよっと。

今日は昼メシにカレーと、おやつに、はらドーナツ食べたよ。
やっぱ、美味いもん食いながら見る映画は格別や。幸せな時間です。

まるで、穏やかなお日さんのよーや。
いろんなところが暖かいと和むよねーっ。


おやすみなさい。




※お願い

当サイトのテキストの無断転載、
無断使用を固く禁じます。


※お問い合わせ
こちらのURLよりお願いします。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

Translate

人気の投稿

QooQ